スケール レッスン 準備編   ^^v  ギター教室      by ばーど

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今回 昔 指導した時の 譜面が出てきましたので、そこら辺を最後に UP してみようかと 思います。

 付記:初心者用の勉強なんですが・・
ここで 話ししている事は かなり難しくて 理解するのが 大変かもしれません・・
その場合
一応 読むだけ 読んで頂いたあと、 次のページから スタートして
最後にまた 戻ってくるのが 正解かも 知れません・・ 

 ^^v

尚 ポイントとなる 話しは 全て 枠内に 記入してあります。



さて、 スケールの話になりますが、
クラシックを 勉強する場合の スケールは シャープ や フラットが きちんと 読めている事が望ましいのですが、
単純に メロディーラインを 受け持つ場合は 必ずしも 読める必要が無く、運指や ローマ数字で 大体の予想がつきます。

今回は その準備編として、基本的な事柄について 書いて行きます。
かなりな 長文になりますが、基本的な事柄なので、メモでも して頂いたら 嬉しく思います。
この ページ自体を プリントアウトするのも 手です・・  ^^v


ギター教室の 初回の時にも書きましたが もう一度 書きます・・

運指は 当然 1,2,3,4 ・・・

 左手  基本的に 親指で 弦を押さえる事は 禁止とします・・ 
    人差し指
    中指
    薬指 
    小指 
    開放弦(何も押えません) 
 右手    クラシックスタイル(スペイン語)で 呼びます。   ちなみに英語読みの場合は こうなります・・
    親指 (pulgar)  プルガール  Thumb Finger   サム フィンガー
    人差し指 (indice)   インディセ  Index Finger    インデックス フィンガー
    中指 (medio)  メディオ  Middle Finger   ミドル フィンガー
    薬指 (anular)   アヌラール  Ring Finger   リング フィンガー
ch    小指 (chico)  チコ   Little Finger   リトル フィンガー

左利きの人は 逆に考えるか 右利きスタイルで 演奏しちゃうのも 有りです・・   ^^v

弦の番号  丸に数字が 入ってる場合は 弦を表します。 
 @ 1弦 
 A 2弦 
 B 3弦 
 C 4弦 
 D 5弦 
 E 6弦 

クラシックギターには10弦ギターなんていうのも 有りますのが・・  通常は 6までですね!!
ちなみに @ は 一番 細い弦です! E は 自分から見て 一番上に付いてる 太い弦の事です。

アポヤンド  隣の弦によりかかって 止まる。 (よりかかる・もたれかかる の意味) 
アルアイレ  弦を弾いた後 隣の弦に触れないように弾く。(空中に・空間に の意味) 
ローマ数字は ポジション(人差し指の位置)を表します。 
 仮に Z (7)と 記入されていたら 7ポジションです
 この場合 指の番号が 2と 書かれていた場合 8フレットの どこか・・ (弦が判りません・・ ww) と なります。
 ローマ数字の 考え方 (まだ 上の数も有りますが、ギターに使用される数字限定で・・)   
 T(1) X(5) ](10) を 覚えて下さい。 あとは 下の 考え方に基づいています。 
                           10
  T        X           ]
   U  V  W    Y  Z  [  \  
 1  1が二つ  1が三つ  5の一つ前    5たす1  5たす2  5たす3 10の一つ前   10
 
  11  12   13   14   15     19  20  24  
 ]T  ]U  ]V  ]W  ]X   ]T]  ]]  ]]TX   
10たす1 10たす2  10たす3  10たす5の一つ前   10たす5    10たす10の一つ前  10たす10  10たす10たす5の一つ前   
 は セーハ(Ceja  英語圏ではバレーと呼ぶ)の事で 人差し指で 複数本の弦を押さえます。 
譜面にもよりますが、今は 単純に Cの 場合 全セーハ(全弦押える)
Cに 縦の線を入れた場合は 半セーハ(2〜3本 押える)
という 風に 使い分けている楽譜も 多く見受けられる様になりました。

基本的には クラシックギターでは ほぼ 上記の原則で 書かれているはずです。

音楽知識で 必要な事は 色々ありますが、 シャープ と フラットは 覚えて下さい。    
♯ シャープ   半音上げる (ギターの場合 1フレット上を押さえる。 と 考えて頂いて構いません。)
♭ フラット   半音下げる (1フレット 下を押さえる・・・ これが けっこう 難しいんです。)
フラット について 少し 解説します。
1フレットを押える音の場合 開放弦(押えない)に すれば良いです。
2フレットを押える音の場合 1フレットを押えて下さい。 なんとか なりますね〜〜!!

ところが 開放弦の場合が 難しいんです・・
シ の 音は A の 0で 出ますが シに♭が 付いた場合(♭1個のKey) 
Bの4フレットが シの音になってますので 1フレット下げて B の 3フレットの 音になります。(A の 0は 使わない)

ミ の 音は @ の 0で 出ますが ミに♭が 付いた場合(♭2個のKey) 
Aの5フレットが ミの音になってますので 1フレット下げて A の 4フレットの 音になります。(@ の 0は 使わない)

つまり 開放弦より 下げる為には 下の弦(見た目は上の弦)の同じ音の出る場所より 1フレット下げた場所を押さえます。

シャープは 上げるだけなので 全く問題ないですね・・  ^^v
  



その他に ダブルシャープや ダブルフラットも 有ります。(理論上仕方の無いことなので お許し下さい。)

ナチュラル ⇒ 元に戻す (♯を 元に戻すと 半音下がるし・・ ♭を 元に戻すと 半音上がる・・ 判りにくいですね〜〜!!)

臨時記号として、 ♯ ♭ ナチュラルが 付いた 場合 1小節のみ 有効!! 
(親切な譜面では 次の小節に 同じ音の 音符が出た場合 ナチュラルや ♯ ♭が 付いてます・・)




では 実際の譜面を見てみましょう。
今は 何も判らなくて 結構です。
指 弦 ポジション 等 の 記号を確認して下さい。

 F.Trrega の ラグリマ から  

 セーハ 弦 指番号を 確認して下さいね!

半セーハの記号は C に 縦の線を入れる事が多くなってきました。

ギターの譜面は 意外と 譜面の書かれ方が特殊です。
この場合 3声部の動きなので、
最初に3と4を 同時に弾いて
次に 1 を 弾く・・

そんな 感じで進行します。
   ポジション7
7F 1
8F 2
9F 3
10F 4 の 指の担当になってます。
   
 F.Trrega の マズルカ から  
 
 ポジション9 ですね。
   TAB譜です。

簡単に見えるのですが、実際は読むのに一苦労します。
   ポジション7と9になってます。
C(セーハ)記号は付いてませんが、
[ の マークも セーハを表している事が多いです。
 今は判らなく良いのですが、ここにも秘密がありまして、セーハ7では 4−3を使ってます。 セーハ9では 2−3になってます。
上の音から 4−3 3−2 2−1 の 運指は 同じフレットを押える事が多いです。
逆に 上の音から 3−4 2−3 1−2 の 場合は ほぼ 1フレット離れて押えます。
クラシックの譜面のここら辺が理解出来ると とんでもなく 簡単に譜面は読めるようになります。

TAB譜では なかなか こういう所は わかりません・・
その結果 弾ければ良い という 運指になってしまう事も 少なくない状況です。
 
   最初の小節では 7FはB弦のみとなってますが、次の小節ではDB@の3本の弦を押える形になりますので、この場合は 最初の小節でセーハしてしまう事で 2小節 簡単に 弾けます。
   
本日の DL コーナーは 上の ラグリマ と マズルカ の 正式な譜面です。
ネット上では 見にくいと 思いますので、 一応 譜面を 印刷して 記号類の確認を お願いします。
 
   F.Trrega の ラグリマ

画質は 悪いです。
記号の 確認が出来れば OKなので・・

綺麗な譜面が欲しい方は 楽譜の 購入をお願い致します。
 
   F.Trrega の マズルカ

画質は 悪いです。
記号の 確認が出来れば OKなので・・

綺麗な譜面が欲しい方は 楽譜の 購入をお願い致します。
   F.Trrega の マズルカ TAB
 
ダウンロードと 印刷の仕方

五線紙の写真を 右クリックします。
『名前を付けて画像を保存』 を 押します。

保存先は マイピクチャーでも OKですが、もう少し分かり易い所が良いかも知れません。
保存したら、 開いて 印刷するだけです。

印刷時の注意事項
プリンタの設定を必ず 普通モードにしてください。
写真 きれい 等の モードですと 印刷に かなりの時間がかかります。

Jpeg で 4〜500Kb です。

A4の用紙そのままになってますので、ちょぃ、大きいかもですが・・


 

さてさて 今回は 準備編だったのですが、ギターの全てを書いてしまったような・・ そんな気がしています。

次回からは とても 簡単になりますので・・
よろしく お願いします。

 気まぐれ vx_bird_xv の 独り言
 F.Trregaさんは 昔 『タルレガ』さんでした。 『ターレガ』さんとも 言われてました・・
現在では 『タレガ』さん と 言われることが多くなりました。

時代が変わると 読み言葉も 変わる事が多く 昔を知っている人間にとっては なかなか 住みにくい世の中に なりました・・

今 考えてみると 伸ばす音が 伸ばさなくなってるのかな??
メージャー・リーグ ⇒ メジャー リーグ


この HPが
少しでも 皆様の お役にたてたら 幸いです!
^^v


2011・02・05(Sat)  5:30

ではでは
本日の講義はこの辺にしておきましょうか・・
テーマは あまり決めてませんが・・
次回を お楽しみに・・



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