エレクトロ・ヴォイス(Electro Voice) EVID4.2グリル修理


最近 愛用している スピーカーに エレクトロ・ヴォイスの EVID 4.2 がある。
ニア・フィールド モニター として 利用しているのだが これが また 可愛い!!
(知り合いの『つっち〜〜』は こいつの事を エヴォィド と 言っていた・・ 多分 エビッド が 正しいんだと思うのだが・・)

ところが 移動用に設計されてる訳ではないので 運搬中やら 作業中に フロント グリルを へこまして しまう事がある・・
こいつの 可愛い所は やはり 前面の 曲線に有るので、へこんでしまうと 気持ちも凹んでしまう。

  白 矢印 このイベントに使用した後 へこましてしまう。 
PA車両での移動なので 仕方の無い事です。

この 写真では 通常の ブームスタンド(K&M)の ブームを外して 取り付けてます。



へこました フロント・グリルの 修理をするべく EVIオーディオ ジャパンに フロントグリルの 外し方を 問い合わせてみると、


いつも弊社製品をご愛用いただき、誠に有難うございます。
さて、HPよりお問い合わせを頂きましたEVID4.2グリルの件ですが、特に本体にネジ止めなどはされていませんので、
グリルの穴に細めのドライバーなどを差し込んでいただき、引っ張りだすしか方法はありません。

尚、作業時にはスピーカユニットの破損、工具による指先の怪我等に細心のご注意をお願い致します。

今後とも当社取り扱い製品をご愛用の程、宜しくお願い申し上げます。
 

との返事を 株式会社イーブイアイオーディオジャパン マーケティング部 の 井澤元男さんより 頂きましたので 早速 修理してみます。

このページを見て 修理される方は 怪我も もちろんの事 壊れても 自己責任でお願いしますね!!  ^^v


   凹みの写真を撮り忘れましたので
(グリル外れてますが・・)
 
  カッター ナイフの 後ろに付いている部分で
引っ張るが なかなか 上手く行かない。


白の矢印は マイクスタンド取り付けキット
 
 
  止むを得ずマイナスドライバーも利用するが・・  グリル周りの プラスティックが ボロボロになる・・ (下の写真参照)


ん〜〜 なんて言うのかな??
けっこう硬めのパテ??
固まりきらない ゴム??
そんな感じの接着剤でくっついてます。
 
  かなりデコボコになってますね〜〜・
もうひと言 付け加えると 
この写真は 修理後に撮影しましたので、問題無いみたいですが・・

実は欠けた部分は白くなってしまいます。
  この写真なら 白くなってるの分かりますね・・
矢印は欠けたプラスチック。
まぁ、
僕の場合は こういう時は気にせず 黒マジックで塗っちゃいます。
フロントグリルが錆びた時も 擦れて金属が見えた時も
みんな 黒マジックです。
現場での 修正が一番早いので・・ ww


下の金属が 作業に使用したマイナスドライバービットです。 ww) 
   なんとか 外す事に成功!! 
   グリルを外して見ると びっくり!!
えっ?? この スピーカー
コーン紙が 紙じゃない・・  ってえ事は・・ 多少の雨でも 行けるって事じゃん!!
すっげぇ〜〜 !!

それと  なんとなく グリルの内側に 防水クロスを貼り付けたって カンジ??

矢印は 凹んでいる所。
この 凹んでる所を 金鎚で ポコポコ(BocoBocoじゃないですよ〜! PocoPocoです!

たたいて・・ 上手く整形!

^^v

写真では見えないのですが、片側に ネット外れ(落下)防止用の糸が 付いています。
くれぐれも 切らない様に 注意して下さいね。
 
   パテみたいな接着剤なので 元通りはめ込んだら 終了!


グリル手前側に 凹みが 有りましたが・・ 
どう?? 分からないでしょ? 思ったより 綺麗に出来上がったでしょ??

  ^^v
 
 さて・・ この写真 下の矢印ですが、

EVID4.2は 純正のマイクスタンド取り付けキットが無いので、(カタログ上では EVID3.2には 有りますが。)ヤマハの スタンド取り付けキットを 利用してます。
 (型番は記入しませんので、同じように使用してみたい方は 個人の責任で お願いします。)

さて、 どうして 純正の取り付けキットが無いのでしょうか??
EVID4.2は 3.2に 比べて かなり 大きく そして重くなってます。 

3.2ガ 234×129×160(本体)、1.5Kg
4.2ガ 310×175×216(本体)、3.9Kg 
こうやって スペックを 書いて見ると そんなに大きくは感じませんが 実際に 2台を並べてみると 大きさ重さの違いに びっくりします。
(実は 3.2を1Set 4.2を3Set 購入しました・・ 勿論 EVIオーディオJapanの正規保証書付きのものです!!)

その 重さから スタンドへの 取り付けは 危ない!と 考えたのでしょう・・

故に 真似する場合は 取り付けを きちんと! 倒れる事も考えて! 責任持って お願いしますね〜!

  
   さて・・
今回 マイナス ドライバーで グリル周りを傷つけた反省から
フック&ピックセットを購入しました。
これで 次回からの修理は簡単に出来るかな??

^^v
 

エレクトロ・ヴォイスの EVID シリーズには
3.2
4.2
6.2

の 3種類が有るのですが、 お気に入りは やはり 4.2ですね〜! 今回の修理で 小雨対策も出来てる事が判明しましたし・・
(注: メーカーは そんな事 一言も言ってませんので あくまでも 僕個人の感想です。お間違いの無い様にお願いします。)

普段の EG練習の時でも かなりな音量出しても崩れる事無く再生してくれるし、
スタンド(普段はショートブームの ブームを外して・・)に取り付ける事によって 高さの対応が ばっちり だし・・
本当に言う事有りません。

大好きです!!


その後 井澤元男さんより 再度メールを頂きましたので 付け加えさせて頂きます。 (詳しくは一番下に載せます。)


いつもお世話になっております。
EVIDの屋外使用に関して記載されていましたのでご連絡差し上げます。
EVIDシリーズは3.2、4.2、6.2の全機種でIP34の保護等級認定品の防滴仕様になっています。
※入力コネクター部分などの対策は別途必要になります。
 

本体は やはり 僕の見立て通り 雨には強い!! という事になります。

ただ ここら辺も 良くも悪くも 常識の範囲内で・・ というのが 妥当でしょう。
この記事を見て 台風の中 使用しても 当方は 責任持てませんから・・ (悪しからず。)

野外にて 雨天使用時 一番 気をつけたいのは やはり 
コネクター部です。 万が一 ショートさせたら・・ スピーカーは 大丈夫でしょうけど・・
メインアンプ が 逝ってしまうかも知れません。 メインが逝ったら スピーカーより高いですよね〜〜!! ww

勿論 電源が ショートしたら・・ 全滅です!! 感電及び感電死の 恐れもあります。 気をつけて下さいね。

(本来こういう事まで 書く必要の無い人たちに 読んで欲しいのですが・・
基本操作には 充分 慣れてから 色々な環境下で お試し下さいね!!)




ではでは・・

^^v

株式会社イーブイアイオーディオジャパン マーケティング部 の 井澤元男さん 有り難うございました。

2011.1.8(sat) 22:20 

EVID4.2 の 仕様について・・ こちら参照

対環境仕様 雨、水飛沫、埃  IEC529保護等級IP34 
対環境仕様 湿度、塩水飛沫、紫外線など  MIL STD 810仕様に適合 
 とありますが・・
細かい点に付きましては各自で調べて頂く事にして、こちらの 意味について簡単に書きます。
 
IEC529保護等級IP34
機器内への異物進入に対する保護の等級の意味です。
 
 IP34とありますので

等級3は 直径、または厚みが2.5mmを越える固形物進入に対する保護
(工具・ワイヤからの保護)
等級4は あらゆる方向からの水の飛沫に対して有害な影響を受けない。
(JIS規格では 防沫形と 呼ぶ)
MIL STD 810仕様に適合
MIL規格とは アメリカ国防省で使用される文章・・・ 
政府及び軍の 材料製品及び役務に対して作成されます。・・・
 
MIL規格STD(軍標準)の810規格番号に適合しているという事になります。

この規格は『環境工学に関する考察及び試験方法』で、
太陽放射(日照)、降雨、湿度、塩霧など、
さまざまな環境に対する考察及び試験方法が示されています。
その試験を見事Passした という事になるのでしょう。
 
 
個人的な見解ですが、IECに関しては それぞれの機器がどの程度の保護レベルを持つのかが はっきり読み取れます。 
等級   
   無保護
   手の保護
   指の保護
   工具・ワイヤからの保護
   電線・針金からの保護
   防塵形(JIS規格)
   耐塵形(JIS規格)
 
   
等級   JIS規格
   無保護
   防滴T形
   防滴U形
   防雨形
   防沫形
   防噴流形
   耐水形
   防浸形
   水中形


MIL STD は 最近 多く見かけるようになった言葉 『ミリタリースペック』に適合しているので 軍に直ぐ納品出来るレベルにある。
つまり 商品として きちんと出来てますよ〜〜!! という事なのでしょう。
もう ひとこと言えば国防省の お墨付き・・ という 意味でしょうね。
  


 
このページ Subページなのですが、ここを 見に来る人が多いので ホームへの リンクボタンを作成しました・・

^^v